2013年03月07日
タイムスホールこけら落とし『世替わりや世替わりや』
久茂地交差点、一等地に
どど~んとそびえ立つタイムスビル


ガラス張りで中もカッコいい


さて、このビルの中に11年ぶりに(と言っても、私は元々を知らない・・・

タイムスホールが復活します。
先日、そのこけら落とし公演
「世替りや世替りや」を観て来ました。
沖縄が誇る芥川賞作家・大城立裕さんの作品です。
時は、琉球処分の頃。
ヤマト世(ヤマトユー)に世替りしようとしている頃のお話しです。
一生懸命に生きている人たちが、世替りに翻弄されている様子を
深刻に表現せずに、喜劇の味付けで観せてくれます。
このお芝居自体、1982年(昭和58年)に初演されてから何度も何度も上演されていますし、
今回の出演者も、申し分のない役者達の揃い踏みなので、
私はな~んにも言うことはありましぇん

目一杯、堪能いたしました

今回、大城立裕が書いたホンの中にはなかったという部分が最後に付け加えられての舞台でした。
すでに有名な舞台なので、ちょっとネタバレをお許しいただくと
「どんな世でも望みを捨てずに一生懸命に生きよう」と村人たちが踊り続ける・・・、というシーンでラストを迎えます。
どんなに苦しいことも、哀しいことも踊って唄って乗り越えてきたうちなーんちゅの姿です。
突然、バラバラバラという爆音が轟きます。(昔の映像によく出てくる初期の戦闘機の音です)
このお芝居は「琉球」から「ヤマト」への世替わりを描いていますが、
この爆音によって、これから続く「戦世(イクサユー)」「アメリカ世(アメリカユー)」への変化を想像させるってことだなーと、したり顔で見ておりましたが・・・。
底抜けに明るいウサ小が空を見上げ一言。
今の沖縄で(「日本で」であってほしいけど)もっとも有名な
オから始まる五文字のヘリコプターの名前を叫びました

どーん

世替りが一気に現実に目の前にやって来ました。
沖縄は、世替りを終えて安定した世の中なんだ、と漠然と思っていましたが、なんのなんの。
今、まさに何度目かの世替りの真っ最中

過去の人達を嗤う余裕ができた・・・なんて思っていましたが、
渦中の私たちが現在を生きている様は、未来の人たちに嗤ってもらえるようなモノなんだろうか。
なんとこの日、客席に大城立裕さんがいらっしゃっていました。
芥川賞作家が目の前に

彼は、このラストをどのようにご覧になったのでしょうか。
この日、いただいたパンフレットに
『世替りや世替りや』は、どこまで歴史的な新しさを更新し得るか。
という大城立裕自身の言葉がありました。
Posted by たかだしょうこ♪ at 22:26│Comments(0)
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