ももたろう説帳

たかだしょうこ♪

2012年03月22日 01:29

国立劇場おきなわ
新作組踊
ももたろう説帳


組踊ユネスコ遺産登録記念  春分の日特別講演
組踊版・ももたろう

国立劇場おきなわで観て来ました~
はい、お馴染「嘉数道彦」さんの脚本です。

まず、感想を述べると・・・。
ま~、面白かった!!

特に、今回の公演はワークショップ付き。
小さなお子さんもたくさん観に来ていましたよ。
舞踊の一つ一つ、丁寧に解説があり、「組踊の楽しみ方」もちゃ~んと説明があってからの観劇だったので、小さい子どもでも、初心者でも、とってもわかり易かったハズ。


どのぐらい、わかり易くて、面白いかっていうと・・・。




第一部の琉球舞踊の時には、ぴ~んと背筋を伸ばして正しい姿勢で熟睡していた
伝統芸能デビューMisteaが眠りもせずにゲラゲラ笑っていたってぐらい


 見て見て
ももたろうちゃんの可愛いこと!可愛いこと

彼女は前回観に行った「ロミオとジュリウットゥ」での「ウットゥ」役の藤戸瑛子さん。
「ももたろう」「ウットゥ」お見事に演じ分けていらっしゃいました

そして、今回のしょうこ♪的「したいひゃ~賞」は!
 Misteaを突いているヤンバルクイナ役の 玉城匠さん
フランス生まれの眠り姫()とヤンバルクイナの2役だったんだけど、
どちらも舞台に出てくるだけで爆笑
存在感だけで笑わせちゃうってホントにスゴイ技だ~

お猿さんも琉球犬も、キチンと琉球舞踊に則った動きだのに、
見事にわんわんやお猿さんに見えるというお見事さ


そして、がっちり脇を固めていたのが



真っ赤でコワイキジムナーウスメーハンメー(お爺さんとお婆さん)

事前のワークショップで「組踊における地謡の役割」というのを例を挙げてわかり易く解説をしてくれるのですが、
その一場面をさりげな~くアドリブでお芝居の中に入れ込んでくるんです。
このウスメーハンメーったらっ
「あ~コレのことだ~」ポっとンっと膝を打ちたくなるような、見事な一場面でした。


わかり易くて楽しい
こんなの、もっと小学生とかにたくさん観せるべき~。
「組踊」っていうと、とっつきにくい感がありますが、こういうものから入っていくのも一つの方法。



あ、そうそう、「ももたろう」のラスト。
感動的でした。

「本当は怖いグリム童話」みたいに、なんだかおどろおどろしいのが現実なんだよ~んという風潮があるなか
沖縄のお話しにするからには、こういうラストでなくっちゃでした。
大満足

「嘉数道彦」えらいっ

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