ももたろう説帳
国立劇場おきなわ
新作組踊
ももたろう説帳
組踊ユネスコ遺産登録記念 春分の日特別講演
組踊版・ももたろう
国立劇場おきなわで観て来ました~
はい、お馴染
「嘉数道彦」さんの脚本です。
まず、感想を述べると・・・。
ま~、面白かった!!
特に、今回の公演はワークショップ付き。
小さなお子さんもたくさん観に来ていましたよ。
舞踊の一つ一つ、丁寧に解説があり、「組踊の楽しみ方」もちゃ~んと説明があってからの観劇だったので、小さい子どもでも、初心者でも、とってもわかり易かったハズ。
どのぐらい、わかり易くて、面白いかっていうと・・・。
第一部の琉球舞踊の時には、ぴ~んと背筋を伸ばして正しい姿勢で熟睡していた
伝統芸能デビューの
Misteaが眠りもせずに
ゲラゲラ笑っていたってぐらい
見て見て
ももたろうちゃんの可愛いこと!可愛いこと
彼女は前回観に行った
「ロミオとジュリウットゥ」での「ウットゥ」役の
藤戸瑛子さん。
「ももたろう」と
「ウットゥ」お見事に演じ分けていらっしゃいました
そして、今回のしょうこ♪的
「したいひゃ~賞」は!
Misteaを突いている
ヤンバルクイナ役の
玉城匠さん
フランス生まれの眠り姫()と
ヤンバルクイナの2役だったんだけど、
どちらも舞台に出てくるだけで爆笑
存在感だけで笑わせちゃうってホントにスゴイ技だ~
お猿さんも琉球犬も、キチンと琉球舞踊に則った動きだのに、
見事にわんわんやお猿さんに見えるというお見事さ
そして、がっちり脇を固めていたのが
真っ赤でコワイ
キジムナーと
ウスメーと
ハンメー(お爺さんとお婆さん)
事前のワークショップで
「組踊における地謡の役割」というのを例を挙げてわかり易く解説をしてくれるのですが、
その一場面をさりげな~くアドリブでお芝居の中に入れ込んでくるんです。
この
ウスメーと
ハンメーったらっ
「あ~コレのことだ~」ポっとンっと膝を打ちたくなるような、見事な一場面でした。
わかり易くて楽しい
こんなの、もっと小学生とかにたくさん観せるべき~。
「組踊」っていうと、とっつきにくい感がありますが、こういうものから入っていくのも一つの方法。
あ、そうそう、
「ももたろう」のラスト。
感動的でした。
「本当は怖いグリム童話」みたいに、なんだかおどろおどろしいのが現実なんだよ~んという風潮があるなか
沖縄のお話しにするからには、こういうラストでなくっちゃでした。
大満足
「嘉数道彦」えらいっ
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