2012年05月15日

祖国復帰40周年・・・な今日。

40年前の今日、5月15日に沖縄は祖国に返還されました。


朝から(なんだったら、ずいぶん前から今日に向けて)、
テレビでも新聞でもラジオでも40周年記念で沸き立っています。


祖国復帰40周年・・・な今日。


宜野湾で行われた「祖国復帰40周年記念式典」には、野田総理も参加。


沖縄で放送されるのテレビ、ラジオ、新聞では、大々的に特集が組まれています。

今日の琉球新報には、24ページにも渡る「復帰40周年別刷り特集」が入っていました。

テレビ欄をざっと見ただけでも「復帰40年・沖縄の思い変わらない基地負担」「シリーズ沖縄復帰40年基地とカネの深層」「復帰を振り返る」「復帰40周年報道特別番組」などなど・・・。

ラジオでは、復帰の年の音楽特集。
第14回日本レコード大賞はちあきなおみ喝采、最優秀歌唱賞は和田アキコあの鐘を鳴らすのはあなた、最優秀新人賞は麻丘めぐみ芽ばえ・・・小柳ルミ子瀬戸の花嫁三善英史欧陽菲菲雨のエアポートビリーバンバンさよならをするために天地真理ひとりじゃないの山本リンダどうにもとまらない・・・・・・・・・・。
キリがないんですけどね、書きだしたら。
今日は車での異動が多かったのですが、一日中ラジオではこんな曲がかかっていました。
ずーっと『カッパの国』かーーーー!と一人ツッコミ(←でーじな身内ウケでごめん)

娘たちも、中学校で特別授業ざんまいだったと・・・。


いや、何が言いたいかというと。

沖縄に住む人々は、知っているんです。すでによーく。
ま、特集しないよりはした方がいいけど。

この日本の47都道府県の中で、今日という日を特別な思いで迎えている県民は多分、
南の端っこの沖縄県民だけなんじゃないのかなぁ・・・。
日本の問題としては、あまり捉えられてないんだろうな~。

これを書くために5月15日、今日のテレビ欄を見たんだけど、
教科書にのせたいSP」の緊急!と「!」マークの付いた話題は
「首都直下型地震アナタは生き残るためどうする!?」
そして、△急増する隠れ腰痛△マジック&最新科学㊙タネを全部バラす△長寿になる温泉&祭り△話題!金環日食・・・だった。

佐藤栄作総理大臣ニクソン大統領という国を代表する人たちの握手で成し遂げられた返還だけど、国の記念じゃなくて、「沖縄県の記念日」なんだね~。

県外の皆さん

・屋良朝苗って誰だか知ってる?

・普天間基地全面返還で合意って1996年の話しだって、知ってる?

・今でも不発弾の事故が年間何件も、事故にならないものも合わせるといちいち新聞にも出ないほどの不発弾が今でも数多く処理されてるって知ってる?

・日米地位協定って言葉知ってる?

・アメリカの軍人が沖縄で交通事故を起こす、犯罪を起こすときに、どんな事が行われるか知ってる?

・これが何て名前の飛行機か、どんな問題を抱えているか知ってる?
祖国復帰40周年・・・な今日。

これらのことをよくご存じの県外の方、本当に有難うございます。

私は、沖縄に住むまでちっとも知りませんした。

きっと問題は、無関心より以前に・・・知らないってこと。
知らされていないってこと。



午後6時58分。
たくさんの、パトカーやら白バイやらに守られて、
道では土砂降りの雨の中、レインコートを着て長時間立っていた警官に見守られ、
我が家の前の小禄バイパスをお通りあそばして、野田総理はお帰りになりました。

祖国復帰40周年・・・な今日。















多分、この専用機で。

祖国復帰40周年・・・な今日。














また来てね。
アメじゃない、本当のお土産を持って。









Posted by たかだしょうこ♪ at 22:01│Comments(4)
この記事へのコメント
はいたい、ほんと、町では祝賀ムードとか皆無でしたね。
これほどまでにしらじらとした雰囲気って、沖縄に来て初めてかも。
うち(コンベンションの近く)のベランダの下に児童公園があり、
ひょいと見たら、赤い幟やだんまくが続々と集結。
報道と警察もわんさか。小規模だったけど、歌いながら
コンベンションに向けて歩いて行きました。
うちの近所は異常に静か。無機的というか、平日なのに
日常がまったく感じられないの。
ま、特集組んだりするのは、やらないよりずっといいと思います。
Posted by セバ@宜野湾 at 2012年05月16日 00:57
こんにちは。

本土復帰40周年になるのに・・・
歴代総理の『沖縄の基地負担軽減』発言は、
私が聴いても たてまえだけ相変わらずやる気が伝わらない。

章子さんの思い、この文面だけではとても足りないのでは。
きっと以前の 『なんだば~・・・』だったら熱く語るんでしょうね。
聴いてみたかったなぁ~。

このブログを読んでいる皆さんは
章子さんと同じ思いでいるはずです。

確かに本土では無関心以前に知らされていない事が沢山あります。

毎年多くの観光客が沖縄へ行っていますが、リゾートだけでない
沖縄に関心を少しでも持ってほしいと私も思います。
Posted by 残念なモリゾー at 2012年05月16日 21:55
うんうん、『祝賀』って思ってる人はきっとあんまりいないでしょうねー。

特集番組を見たり、特別授業をしたり、沖縄の人たちがどんどん自分たちの現状に気づき始めている分、余計に県外の人たちとの温度差が広がってきているような気がするな~。
Posted by たかだしょうこ♪ at 2012年05月16日 22:39
残念なモリゾーさん、まさに本当はもっと言いたいっ!!!

入り口はリゾートでも、癒しでもいいので、沖縄に関心を持ってくれて、そこから何かを感じ取ってくれるきっかけになればなぁ。

東北の震災のことも、離れているとついつい忘れがち。

みんな、目に見えないものは「無いもの」って思い込みがちですね。
Posted by たかだしょうこ♪ at 2012年05月16日 22:45
 
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